睡眠時無呼吸症候群
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とは睡眠中に断続的に無呼吸(むこきゅう:10秒以上続く気流停止)を繰り返し、その結果、日中の眠気などの症状に加え呼吸循環系への障害をきたす疾患で、中年男性のいびきをかく人や肥満者に多くみられます。
確定診断のためには、医療機関での症状の確認、終夜モニターであるポリソムノグラフィー(PSG)などの検査が必要になります。
治療としては、肥満のある人では減量が基本的治療として重要ですが、経鼻的に上気道に一定圧の空気を送り込んで上気道をつねに陽圧に保つことにより睡眠中の上気道の閉塞を防ぐ経鼻式陽圧呼吸(NCPAP)(けいびしきようあつこきゅう)が行われてきました。
しかし、マウスピースやスプリントなど口腔内装具により下顎を前方に位置付けて上気道を拡張させ治療する歯科的治療が効果的であることがわかり、近年、これが保険適応となりました。
コンパクトで携帯も便利で、NCPAPにうまく適応できない人にも適応でき、広く普及しつつあります。また、症例によっては、軟口蓋の一部や顎骨を切ったり,骨を延長したりして気道を広げることもあります。
多摩市永山 亀山歯科 東京都多摩市貝取1-17-3
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