小児の歯磨き中の喉(のど)突き事故

多摩市臨床ニュース

小児の歯磨き中の喉(のど)突き事故

国民生活センターでは、小児が歯磨き中に喉(のど)を突くなどの事故が報告されているとして、同センターのホームページで注意を呼びかけている。医療機関ネットワークに寄せられた、6歳以下の小児が歯磨き中に歯ブラシをくわえたまま転倒して喉を突き、口の中に刺さって受傷、入院するなどの事故報告が139件に上ることを受けての注意喚起。

報告は、2010年12月から2016年12月までの6年間に寄せられたもの。年齢別では1歳児が最多で64件、次いで2歳児の42件、3歳児の17件と続く。具体的な報告事例として、歯ブラシをくわえたまま転倒して受傷した3歳児が、しばらく様子を見ていたが発熱したため救急外来を受診。下顎の歯の奥に1cm大の傷があり、出血はないがやや深く、血液検査、CT 検査により口の中の傷による感染の可能性があり入院となった例など、4例が紹介されている。

同センターでは保護者を対象に、1-3歳の小児が自分で歯磨きを行う際には、
(1)保護者がそばで見守り、床に座らせて磨かせること、
(2)歯ブラシは喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを選ぶこと、
(3)保護者が使う仕上げ用の歯ブラシは小児の手の届かないところに置くこと、
(4)箸やフォークなど喉突きの危険性のある日用品を口に入れたまま歩いたり走ったりさせないようにすること、
の4点を呼びかけている。


多摩市永山 亀山歯科 東京都多摩市貝取1-17-3
京王永山駅,小田急永山駅より徒歩8分

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